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Belgian Beer

ビールの数だけ、物語がある。公式アプリBBWalkerデータで読むBBW2026前半4会場

スマホの画面を光らせながら、ビールグラスに手を伸ばす。その一瞬一瞬が、データになる。

ベルギービールウィークエンド2026(BBW2026)前半4会場——日比谷・名古屋・横浜・大阪。約11万人が集い、そのうち約1万人が公式アプリ「BBWalker」を片手に4万5千杯を記録しました。1杯ずつに理由があり、選んだ人がいて、記憶がある。そしてそれが、データになって残った。

そのデータを眺めていたら、ちょっと面白いことに気がついてしまいました。数字の裏に、人の姿が見えてくるんです。

01.
4都市4様——数字が映し出した会場の「顔」
What the Data Reveals: Four Cities, Four Personalities

同じイベント、同じアプリ、同じベルギービール文化。なのに、4会場のデータを並べると、それぞれがまるで別の物語を語り始めます。

日比谷のピーク時間は17時。仕事終わりの人たちが夕暮れの公園へ流れ込んでくる、あの時間帯です。そして面白いのが、Barbe Noire(バルブ・ノワール)という黒ビールを、飲んだ人の15%以上が2杯以上注文したこと。🌳木漏れ日の残る夕暮れに黒ビールを重ねる人々——なんだかとても絵になる光景ではないですか。
名古屋はGW期間、ピーク12時。1人あたりの平均チェックイン数は🍺4.54杯で全4会場トップ。136種類もラインナップがあるのに、最も多くの人がホワイトビールを飲み比べていました。豊富な選択肢の中で、あえて同カテゴリを掘り下げる——これが名古屋流の「昼飲みの美学」なのかもしれません。
横浜では、前代未聞のデータが出ました!4日間で44種類のビールを飲んだ人が存在したのです!🏆1日あたり11種類。これはもう「飲んだ」ではなく「征服した」と言っていい。山下公園に、そんな猛者がひっそりと潜んでいたのですね……(拍手を送らせてください!👏🎊🍻)
そして大阪のピークは19時。日比谷・名古屋・横浜よりエンジンがかかるスタート時間が夜でした。初夏の空が藍色に染まり、中之島の中央公会堂にライトが灯りはじめた頃——そこからが大阪の本番。「夜が深まるほど盛り上がる」という大阪の気質が、チェックイン数という数字にそのままにじみ出ていました。データって、正直ですね。

02.
「予定外」に飲まれたビール、堂々の第1位
The Beer That Seduced Everyone Who Walked Past

データを見ていて、思わず「えっ」と声が出たものがあります。Duchesse De Bourgogne(ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ)というレッドビールの、ちょっと不思議な数字です。
「飲みたいビール」登録者は537人。ところが実際に飲んだ人は868人。飲もうと思っていなかった331人が、気づいたら飲んでいたのです。
なぜそんなことが起きるのか——ドゥシャスには、近くを通っただけで「呼び止められる」何かがあります。歴史と伝統を感じさせる女性のラベル。BBW2026MYグラスに注がれる、熟成したルビー色の美しさ。ワインのような心地よい酸味と、甘酸っぱいフルーティな香り。隣の人のグラスに目が吸い寄せられて、「それ、何ですか?」と聞いてしまう——そういうビールです。
筆者はBBWのBoutiqueブースをリードした経験もあり、ビール初心者のスタッフから「これ好きかも」と言われる銘柄もドゥシャスが断トツでした。また、某ベルギービール専門店のカウンターで、気づいたら横並び8名全員がドゥシャスを飲んでいた、という場面に遭遇したこともあります。あれは壮観だった(笑)。
全4会場すべてに登場し、すべてでTop10入り。それでも「予定外」に飲まれ続けた——もはやBBWの名物ビールと呼んでいいかもしれません。

03.
会場が変わると、出会えるビールも変わる
Every Venue, a Different Beer Adventure

ドゥシャスのように全4会場に登場する定番ビールもありますが、ラインナップは会場ごとに大きく異なります——日比谷83種類、名古屋136種類、横浜102種類、大阪74種類。それぞれ、別の顔ぶれが揃っています。
わかりやすい例が、Watou’s Witbier(ワトゥーズ ウィットビール)。名古屋・横浜・大阪の3会場ではいずれもチェックイン数Top3に入り、「飲みたいビール」登録者の99%が実際に飲んだという驚異的な「有言実行率」を誇る超人気ビールでした。

ところが——日比谷には登場しなかった。

日比谷に来た人たちは、そのビールの存在を知ることすらなかった。知らなければ、恋しくもならない。でも逆に言えば、会場を変えるたびに、まだ出会っていないビールがある。それがBBWをはしごする理由のひとつなのかもしれません。
実際、全会場を制覇する「ベルギービール行脚」の強者もいます。そして面白いのは、ビールだけでなく、BBWの使い方も人それぞれだということ。旧友との同窓会の舞台にする人、誕生日のお祝いに選んでくれる人、なんと婚活パーティーの会場として事前にご連絡いただいたこともあります。ビールが変われば出会いも変わる——BBWは、そういう場所でもあるんです。

04.
フードも、ちゃんとベルギーを求めていた
What the Hungry Ones Were Looking For

ビールだけじゃない。🍟フードのデータも、なかなか面白かったんです。
最も多く閲覧されたメニューはFrites(フリッツ)。2位のSpinach stoemp(ほうれん草のストゥンプ)の2倍以上の閲覧数を集めました。そりゃそうだ、と言いたい。BBWに来てフリッツを食べない手はない。日本のBBWファンの間でも「ベルギーといえばフリッツ」はすっかり定着していて、正直ちょっと嬉しいです!

カテゴリで絞り込む「フィルター検索」で最も使われたのも、圧倒的に「Belgian classics」。ソーセージ、チーズ、ワッフル……他のカテゴリを大きく引き離して第1位でした。「せっかくBBWに来たなら、ベルギーらしいものを食べたい!」という意思が、数字ににじみ出ています。

さらに、ビールに合うフードを探す「ペアリング検索」で最も起点になったビールタイプはIPA。まずビールを決めてから料理を選ぶ——そのビールファーストな楽しみ方、BBWファンらしくて最高です 👏🍻
そしてフリッツは今年からS/M/Lの3サイズ展開に。これが好評で、ソロ飲みにも、シェアにも、それぞれちょうどいいサイズ感。ビールを片手にフリッツをつまみながら、友人と、家族と、パートナーと、同僚と——会場のあちこちにそういう光景が広がっていました。データには出てこないけど、BBWの一番いい部分だと思っています。

05.
あなたのデータは、まだ記録されていない
Your Story Is Still Unwritten

BBWalkerで残されているのは4万5千杯。これは、BBW公式アプリ「BBWalker」を使った約1万人の記録です。
でも、まだ書かれていないデータがある。それは——後半戦に参加するあなたの記録です。
後半は京都(10月8〜12日)と新宿(12月2〜6日)で開催。BBWalkerはiOS・Android対応、無料でダウンロードできます。200種類以上のビール情報、飲みたビールの保存、ペアリング提案、会場マップ——そして飲んだすべてが「Activity」として記録され、あなただけのデータになっていく。

前半のデータを見ていて思ったのは、「数字の向こうに、確かに人がいる」ということです。44種類を制覇した横浜の猛者も、ドゥシャスに魅了された331人も、大阪で夜19時からようやくエンジンがかかった人たちも——全員、本当にそこにいた。

後半戦、あなたはどんなデータを残してくれますか?

✍️ Keiko

ベルギービールウィークエンド事務局 コンテンツマネージャー

ベルギービールに出会って15年、BBWに携わって13年目。ベルギーでの1ヶ月間の滞在経験を持ち、ベルギービール、食文化、音楽などベルギーのカルチャーをこよなく愛する。現地取材、醸造所巡り、イベント運営を通じて、その魅力を発信中。ベルギービールプロフェッショナル認定資格保有。

Instagram: @keiko.shio  https://www.instagram.com/keiko.shio/

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