Story : Beer Trip

《BBW新宿2023限定》幻のビール「Westvleteren」が当たるチャンス!

こんな「幻のビール」という肩書きは、結局ビールマニアにしか響かない。「何が特別なのか。幻って、じゃあもうそれって存在しないの?空想上のドラゴンと同じじゃないか。」はいはい、静粛に。ベルギービールウィークエンド事務局からヤン社長が現地取材を敢行。そこで持ち帰ってきた例の「幻のビール」とやらをプレゼントするとかしないとか・・・(?)いや、するんだよ!しかも、ベルギービールウィークエンド新宿限定ときた。経緯と、幻のビールについて詳しくまとめたので、まぁ、最後までご拝読願おう。

About “Jan”(ヤン)

ベルギービールウィークエンド(略:BBW)の主催者であり、最高責任者の一人、ヤン・デ・ボック(Jan De Bock)。

彼の趣味はドライブ、菜園、DIY。そしてもちろん美食家でもある。ビールとフードのテイスティングセミナーを主催するなど、多岐にわたる活動を行っている。2023年の夏、ゲントへ帰省中にヤンが特別なレポートと、嬉しいお土産を持って帰ってきたので紹介しよう。

ホップの生産地ポペリンゲ

訪れたのはポペリンゲ、ベルギーの南西部に位置するフランデレン地域の一角。フランスとの国境に近いこの場所は美しい田園風景が広がり、静謐な田園の雰囲気が感じられる。あまり知られてはいないが、見どころは数多く、ビール愛好家なら是非足を運ぶべき場所だ。何と言っても、ここはホップの生産地であり、ビールの原材料として欠かせない存在なのだ。

ホップの歴史とビール醸造のプロセスについて学ぶことができるミュージアムも存在する。第一次世界大戦の戦争記念碑や博物館も点在し、ビール文化・ホップ畑・歴史が調和する魅力的なスポットとなっている。

ホップはビールにおいて重要な役割を果たし、その苦味や香りを与えるために使用される。多くのビアスタイルにおいて不可欠な存在。この地域のホップは古代から醸造に利用され、その歴史は驚くほど古い。

ホップ畑は美しい風景を作り上げ、地元の景観を彩っている。夏にはホップが茂り、畑全体が鮮やかな緑に包まれる。ポペリンゲで栽培されるホップは、ビールに特有の風味をもたらす。特に「ホラントゴールド(Hallertau Gold)」という品種が有名だ。

余談だが、この地域で育った青年はホップ畑でアルバイトをする。そんな話をしてくれたのはBBW六本木に出演したズワンゲルヒーのマネージャ。彼の出身地であり、ローカルなエピソードを数多く提供してくれたが、ここでは割愛する。

車窓から車で通り過ぎる夏のホップ畑。風景を眺めつつ、清々しいホップの香りが漂ってくる。これぞ至福のドライブ。ヤンがずっと訪れたかったバーに向かい、爽やかなドライブを楽しんでいる最中に、思わぬ出来事が発生。旅にはハプニングがつきものだ。

目的地「バー・ベルナール(Bar Bernard)」

ヤンがついにポペリンゲへやってきた。その目的地は、ユニークでおしゃれなレストラン「バー・ベルナール(Bar Bernard)」。特徴的な内装には「エクストレミス」という家具ブランドのアイテムが配置されており、モダンでおしゃれな雰囲気。慎重に選ばれた家具は、現代的なデザインとベルギーらしいエレガンスが見事に融合している。飲食だけでなく、創造的で視覚的にも魅力的なバーだ。

しかし、訪れた日はなんと定休日!
これまでの3時間の道のりが無駄に・・・
途方に暮れている最中、頭によぎったのが

JAN:「おい!Westvleteren近くないか?」

そこで急遽、Westvleteren(ウェストフレテレン)を求めに
醸造所併設のレストランショップへ向かった。

幻のビール「Westvleteren」とは?

ウェストフレテレンのビールは、非常に希少で入手が難しいことで知られている。このビールは、ベルギーのシント・シクスタス修道院で醸造され、一般の市場(ビール店やスーパーマーケット)にはほとんど出回らないため、日本国内で入手するのは非常に難しい。入手する際には高価な価格(1本4,000円から!)や数量制限がかかることがあり、入手が制限されることもある。とにかく手に入らないビールということで有名だ。

ウェストフレテレンの歴史

長い間、修道院は修道士たちによって運営され、神聖な生活を尊重してきた。彼らのビールは品質と独自性で知られ、多くのビール愛好家にとって真の宝物である。修道院のビール製造は第二次世界大戦中一時中断されたが、戦後に復活。今日もなお、修道院は伝統的な醸造方法を守りながらビールを製造し続けている。そのビールは高品質で、多くの人々に愛されている。

醸造プロセス

最高品質の原材料で作られており、大麦、ホップ、水、そして酵母を使用。これらの要素はビールの味わいと特徴に影響を与える。醸造プロセスにも細心の注意が払われている。修道院の醸造士たちは、伝統的な手法でビールを醸造している。麦芽を粉砕、煮沸、ホップを加えて、酵母を投入。これらの過程は品質を保つために丁寧に監視されている。

現地購入方法

ウェストフレテレンのビールは非常に限られた数量しか生産されず、公には販売されていない。ビールは修道院での限定販売となり、予約必須だ。受け取りの際には、予約確認書と身分証明書を準備すること。ビールは数量制限があり、現金のみで支払える。

さて、どれだけ手に入れるのが難しいか分かったところで…本題だ。

ベルギービールウィークエンド新宿(略:BBW新宿)は、12月6日(水)〜10日(日)まで新宿住友ビル三角広場で開催される。この開催期間中、BBW新宿の会場で配られるイベントガイドに掲載されているQRコードを読み取り、必要項目を記入して応募すれば、幻のビールを当てることができてしまう

ヤンがお土産に買ってきたウェストフレテレン。BBW事務局メンバーで飲みたいのは山々だが、ここはグッ!!!!と堪えて、BBWファンの1名様にプレゼントしようではないか。

Westvleteren 12(ウェストフレテレン12)
Beer Type - Trappist beer

▶︎濃い琥珀色をしており、プルーンやデーツなどのドライフルーツとナッツの香りが見事に調和しています。味わいはカラメル、カカオ、コーヒー、酵母のフローラルさやローストした穀物とハーブの余韻を感じることができます。しっかりとしたアルコール度数が加わり、心地よいフルボディです。

Alc. 10.2%
Brewery - Trappist Abbey of Saint Sixtus

BBW新宿では、幻のビール「ウェストフレテレン」を当てるキャンペーンの他にも、ベルギービールと合わせて食べることができるチョコレートペアリング、ベルギービールの名匠を招いて行う特別なビールトークショーなど、新宿会場でしかできない特別な体験をお届け!ぜひ友達や同僚、パートナーや家族とベルギービール文化を体験しにいらしてください!

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