Story : PICK UP

幸せは「食」から!美食大国ベルギー【春夏編】

もしかすると、ベルギー料理は冬のイメージが強いかもしれない。だがしかし!ポカポカ陽気!汗ばむ季節!そんな季節に美味しくて幸せをもたらす美食はたくさんある。今回は春夏が旬のベルギー料理に、相性抜群のベルギービールを合わせて紹介しよう。季節の食と美味しいビールで、これからの時期を元気に乗り越えていこうではないか!

ベルギーは古くから「ヨーロッパの十字路」と呼ばれ、様々な文化が交差するお国柄。ベルギーに隣接するフランスのローマ文化と、ドイツのゲルマン文化と。大国に囲まれたベルギーは独自の食文化を発展させ、食とビールのペアリングを楽しむ国民性が芽生えたと言っても過言ではありません。そんなベルギー人が、この季節に愛して止まない「食 x ビール」のペアリングをちょこっとのぞいてみましょう。

ASPERGES
ホワイトアスパラガス

ホワイトアスパラガスは、4月中旬から6月末頃にベルギーでよく食される野菜。首都ブルュッセルとアントワープの中間に、ホワイトアスパラガスの名産地メッヘレンが位置しており、地名に因んで「メッヘレンの貴婦人」と呼ばれています!ぜひこの時期にはホワイトアスパラガスを食べてみては?

ブロンシュ・デ・ナミュール

ホワイト・ビール

ホワイトアスパラガスと相性抜群なのは、やっぱりホワイトビール。中でもこのブロンシュ・デ・ナミュールは、オレンジピールの香りが広がりキレのある爽やかなビール。あっさりしたホワイトアスパラガスの味を邪魔しません!(ALC. 4.5%)

ブロンシュ ド ブリュッセル

ホワイト・ビール

こちらもホワイトビール!ブロンシュ ド ブリュッセルは、やわらかく爽快な飲み心地が特徴的。ホワイトビールの独特な香りが苦手な方はご安心を!オレンジピール、コリアンダーなどのスパイスの使用は控えめで、後味に小麦を感じる飲みやすいビールです。ぜひお試しあれ!(ALC. 4.2%)

TOMATES AUX CREVETTES
トマトのえび詰め

ご存知でしたか?ベルギーは小エビが有名!なんとベルギーのエビ漁は2013年12月「世界無形文化遺産」に登録されているほど。この小エビを、ゆで卵・マヨネーズ・パセリ・塩胡椒と和えて、トマトに詰め込むだけというお手軽さなのに、これまた絶品!爽やかな一品なので、今の時期におすすめです。

キャスティール ブロンド

スペシャル・ビール

小エビと新鮮なトマトの爽やかな一品に合うのは、このビール!キャスティール ブロンドは、口に含むとバナナのような甘くフルーティな香りが広がり、後味もすっきり。調和のとれた味わいが、お料理の味を引き立てます!(ALC. 7.0%)

オメール

ゴールデン・エール

高いアルコール度数にも関わらず、全くそれを感じさせない飲み心地。後味にフルーティーさを感じ、爽やかなお料理だけでなく肉料理にも合う素晴らしいビールです!(ALC. 8.0%)

MAATJES
マーチェス

マーチェス(Maatjes)とはニシンの幼魚!通常5月末から6月初めにかけてニシン漁が解禁になり、「マーチェス祭り」が開催されるほどの国民食です。マルシェやスーパーでも見かけるようになります。生の状態で酢漬けされたマーチェスは食べやすいように骨や皮を取り除かれているので、手でペロンと食べるのがお決まり。

ブーン グース

ランビック・ビール

木樽の中で自然発酵させたビール。年代の異なるランビックをブレンドして瓶詰めして二次発酵させたもので、酸味とまろやかな甘味のバランスが絶妙です。マーチェスと合わせて食べれば、ハッピーになっちゃいます!(ALC. 7.0%)

マース・ピルス

ピルスナー

”ビールらしいビール”といえるマース・ピルスは、ゴクゴクと飲めちゃいます……。絶妙な苦味とキレのある後味が最高!マーチェスと合わせれば、ベストマッチ間違いなし!(ALC. 5.0%)

GARNAAL KROKETTEN
小えびのクリームコロッケ

お・す・す・め!日本人も大好きなコロッケは、ベルギー人だって大好きです!特に小エビを使ったコロッケは絶品!濃厚な小エビがぎっしりと詰まっているので、ソース要らず。北海で獲れる小エビは濃厚な風味が特徴的で、この時期になるとたくさん食されるのです。

シメイ・レッド

トラピスト・ビール

シメイ・レッドはシメイで最初に醸造されたビールで、シメイの元祖。苦味と甘味のバランスが心地よいビールです!小エビのクリームコロッケと合わせて飲んでみてほしい、オススメのペアリング!(ALC. 7.0%)

ボレケ

スペシャル・エール

飲み口はあっさりとして飲みやすく、焙煎麦芽のコクやホップの苦みが絶妙。繊細な香りとフレーバーがお料理とマッチして、美味しく召し上がれます!最高に贅沢なペアリングといえるでしょう。(ALC. 5.2%)

HOPSCHEUTEN
ホップの若芽

ホップといえば、ビールの原料。しかし、ホップの若芽を珍味として食べる習慣があるのです。高級レストランで旬の一皿としてメニューにのることも。ソテーしたり、フリットにしたりと、様々な調理方法があるのですが、収穫量が限られているために超高級食品!なかなか食べることができない珍味です。

セゾン1858

セゾン・ビール

ホップの効いた味わいと柑橘系のフルーティーさが特徴的。喉の渇きを潤すのに最適なビールです!爽やかなビールには、高級食材のホップの若芽を使った料理に合わせていただきたい。高級レストランでの味わいをご堪能あれ!(ALC. 6.4%)

セゾン・デュポン・ドライホッピング

セゾン・ビール

毎年異なるホップでドライホッピングを施し、その年に選ばれたスペシャルホップのアロマをセゾンデュポンに加える年1回仕込みの貴重なビール。フルーティーなアロマとスパイシーな余韻が、マリアージュして美味しくいただけます。(ALC. 6.5%)

CHOCOLATE MOUSSE
チョコレートムース

言うまでもありませんね。ベルギーといえばチョコレートですもん!子どもから大人まで大好きなチョコレート。ムースにしてそのまま食べても良し。リキュールやシロップをかけて食べるのも良し。トッピングにナッツ類やカカオニブをふりかけて食べても美味しい!

チェリーシュフ

フルーツ・ビール

サワーチェリーを使用したフルーツビールです。軽い甘味の中には赤い果実のニュアンスとともに、アーモンドの香りやわずかなスパイシーさも感じ取ることができます。アルコール度数が高いので、大人なペアリングになるでしょう。(ALC. 8.0%)

ドゥシャス チェリー

フルーツ・ビール

ドゥシャス チェリーは添加物なしのチェリーの実を混ぜ込んで作られる酸味のあるフルーツビールです。味わいはパッションフルーツとレーズンのような特徴があるので、濃厚なチョコレートムースをさっぱり包み込んでくれるビールです。(ALC. 6.8%)

様々な文化が交差するベルギーには、こんなにもビールと相性のいいお料理が揃っています。ビールを飲む際、料理との相性を考えて選んでみればワンランク上の大人な楽しみ方ができるでしょう。

TOP