Story : PICK UP
【Let’s SIP!】ワールドカップをもっと楽しくするベルギービール活用術
June 2026
いよいよ開幕した2026年FIFAワールドカップ。北米3ヵ国を舞台に、史上最大の48ヵ国が頂点をめぐって激突する。サッカーファンの血が騒ぐ季節——そう、「ビール好きの血」もだ。
読者の皆さんに忘れないでほしいのが、「赤い悪魔(Red Devils)」ことベルギー代表の存在。グループGに入ったベルギーは、エジプト、イラン、ニュージーランドと同居し、頂点を狙う。
サッカー大国にしてビール大国でもあるベルギー。今回は、試合の流れに合わせて選ぶベルギービールをご紹介しよう。
01.
「赤い悪魔」の由来、知ってた?
The Origin of Red Devils 😈
「赤い悪魔」という愛称、実はとても古い歴史がある。1906年、ロッテルダムで行われたオランダ戦でベルギーが逆転勝利を収めたとき、その凄まじいプレーぶりを見たジャーナリストが名付けたのが始まりだ。しかも、あのマンチェスター・ユナイテッドより60年以上早い、元祖「赤い悪魔」なのだ。
そしてこの言葉、ベルギービールにもぴったり当てはまると思いませんか?アルコール度数が高めなのにスルスルと飲めてしまう、あの悪魔的な美味しさ。赤い悪魔とベルギービールは、その「制御できないほどの魅力」という点で、完全に一致している。
02.
あの夜、ベルギーが震えた
Summer 2018: Japan Made Belgium Sweat💦
2018年7月2日、日本 vs ベルギー。後半2点リードの瞬間、日本中が「もしかして…!?」と震えた。結果は2-3の逆転負けだったけれど、ベルギー選手団が「日本は素晴らしかった」と認めた名勝負だった。
その後、筆者はベルギーへ。ブリュッセルのグランプラスでは偶然、代表選手団の凱旋に居合わせた。旅で出会ったベルギー人も、オランダのカフェでたまたま隣に座った見知らぬ人も、口を揃えて言ってくれた。「あの日本戦、ヒヤヒヤしたよ!日本すごかった!」——負けたのに、誇らしかった。あの試合を覚えているベルギー人は今も多い。
04.
【ハーフタイム】戦術を語る一杯
Half Time: The Thinker’s Beer 💭
前半終了。「あのシーン、どう思った?」と語り合う15分にはセゾン・ビールを。フルーティーで爽やかな強炭酸、ドライな後味——飲めば飲むほど話が弾む不思議な魔力がある。St-feuillien Saison(サンフーヤン セゾン)や、Saison 1858(セゾン1858)が定番だ。
戦術議論がヒートアップしてきたらIPAの出番。ホップの苦味と華やかな香りが、熱くなった頭をキリッと引き締めてくれる。
そして「よし、後半も行くぞ!」というテンションを上げたいならゴールデン・エール。華やかでフルーティー、飲みやすくて気分が上がる。Duvel(デュベル)はその代表格だ。
05.
【後半戦】ゴールと共に乾杯を
Second Half: Glory Time ⚽️
後半、点が欲しい!そんな緊張と期待が交差する時間帯にはトラピスト・ビールを手に取ってほしい。修道院で造られる、歴史と祈りが詰まった一杯だ。アルコール度数は高めだが、少量のグラスでじっくり味わうのがベルギー流。
代表的なのはChimay(シメイ)。濃厚なブルー、度数高めのグリーン、杏のようなレッド、喉を潤すゴールドとホワイトと、シーンに合わせて選べるのも楽しい。祈りをもっと込めるならOrval(オルヴァル)もぜひ。ゴールの瞬間にこれを掲げたら、もう最高すぎて泣く。
Rise, Shine & Sip
日本代表をめいっぱい応援しながら、ふとベルギーにも目を向けてみてほしい。赤い悪魔たちが新世代で挑む今大会、どんなサッカーを見せてくれるのか。そして2018年のあの夜のように、日本が強豪をヒヤヒヤさせる瞬間が来るかもしれない——そのときの一杯は、きっともっと美味しいだろう。
難しく考えなくていい。自分のテンションが上がるビールを飲んで、思いっきり楽しむのが一番。ベルギービールの種類は多いけれど、それはつまりあなたにぴったりの一杯が必ずある、ということだから。
手元にベルギービールを、画面には世界最高のサッカーを。
🇯🇵 がんばれ日本! 🇧🇪 がんばれベルギー!
Keiko
ベルギービールウィークエンド事務局
コンテンツマネージャーベルギービールに出会って15年、BBWに携わって13年目。ベルギーでの1ヶ月間の滞在経験を持ち、ベルギービール、食文化、音楽などベルギーのカルチャーをこよなく愛する。現地取材、醸造所巡り、イベント運営を通じて、その魅力を発信中。ベルギービールプロフェッショナル認定資格保有。
Instagram: @keiko.shio